前回に引き続き、油教爆走二日目。初日は紀南の好天に恵まれたが、この日はどこに行っても曇り・曇り・曇り。逃げ場が無い状況に四方八方塞がりであった。
しかし、私が目指す"全天候型撮り鉄"たるもの、冬の曇天でもVカットをもぎ取らねばならぬ。白い空を映さずに済み、尚且つ引退が迫っているということで下呂方面へと舵を切った。朝方から白川口~下呂界隈で来るキハ85を一網打尽。効率をなんとか上げるために苦労した。だがやはり枯れ木多き曇天ではアングルも縛られるというもの。そこそこ水が満ちている下原ダムで数時間アングルを変えつつ撮影となった。この後も中山七里や福来信号場を巡り、名古屋でまぜそばを食べた後、東へと進路を取ったのだった。
この日以来、高山本線へは赴いていない。キハ85が引退するのは若干寂しい節もあるが、HC85が個人的にはお気に入りなのでノープロブレム。空いている沿線で自由にのんびり撮影するのが、今から楽しみでならない。