本来の目的は紅葉に彩られた大井川鐵道でEL2往復を迎撃……というものであったが、何気なく運用を見て回っていると流れてきたのは「EF66-27復活!」というニュースであった。何度ヲタクに殺されたか分からないくらい引退と復活を繰り返している同機であるが、どうやらまたいつも通り運用復帰したらしい。しかもどうやら朝方の東海道を下る3075レのスジだとか。EF64のイメージが強い列番であるが、関東運用消滅とともに持ち替えられたこのスジ。折角なら名お立ち台、薩埵峠に行ってみようではないか。
深夜に到着し、2番手で置きゲバを突放。そこそこ良いポジショニングができたので仮眠に戻り、日の出後はのんびり朝の普電を撮影しつつ待機。最終的には数十人の黒山が形成。無事に被りも回避したが……やはりこのちょっとだけ冠雪した富士山は頂けなかったなあと思う次第である。とはいえども、"いつも通り"はいつまでも続くはずもなかった。リベンジの機会もなく、東海道のスーパースターは遂に本線より撤退したのである。