キハ40系五能線

　1日目は日の入りまで快晴に恵まれたが、2日目になっても変わらず安定してバリ晴れ。嬉しいことには嬉しいが……

　天気が良いからといって手を抜くわけにはいかない。きっちり抑えていこうではないか、と思い朝の津軽平野区間を抑えてから海区間へと舞い踊る。と、顔が引きつる。なんじゃこの静かな海は！　荒れ狂うと評判の冬の日本海はどこへ消えたんだ！　ここまで来ると、まるで穏やか極まりない"夏"の形相である。

　流石に海沿いともなると積雪は見当たらない。定番の撮影地へと向かえば夏の劣化系になるのは明白。なので手堅くスナップが撮れる驫木駅へと車を差し向けた。うむ、夏草が枯れて駅舎の同色になっているのは良きかな。そこにタラが入線。五能線らしい絵に仕上がった……と言えば聞こえがいいが、冬の五能線で求めていた絵ってこれだったか？感が否めないのもまた事実なのであった。