2月頭の運用修正で、五能線のヨンマル運用は更に厳しいものとなった。鰺ヶ沢以西の海区間を走るヨンマルは一日にたったの一往復。11月末の訪問では全列車ヨンマルだっただけに、急速な置き換えの進行に驚くばかりだった。更に11時弘前着の2527D~2529Dが入庫してしまえば、日の入り前後まで五能線区間のヨンマル運用は一切設定されていないのである。
そうなると足が向くのが津軽線の末端区間である。こちらはダイヤ改正までヨンマルオンリーの運用が確保されており、一日たったの5往復ではあるが、日中にも動くという点では貴重であった。
というわけで、午後に関しては別路線に浮気でもしない限り、津軽線での撮影を強いられるわけである。我らが弘前ガイジカー組も、例に漏れず三厩へと車を転がした。快晴ということもあり、津軽海峡を挟んだ向こう、対岸の北海道までよく見えているではないか。こうなれば、大川平の津軽海峡俯瞰を履修しないわけにはいかない。凍結した急斜面を登り、三脚を立てのんびり待機。津軽海峡・冬景色を脳内で再生しながら、通過の時を待った。