No.096

西武10000系「ちちぶ21号」

Location : 入間川橋梁

Filming Date : 2020.03.03

Writing Date : 2020.09.11

西武10000系「ちちぶ21号」:入間川橋梁

2020.03.03 16:06 西武池袋線:仏子~元加治(Canon5DmarkⅣ AT-X 12-28 PRO DX 12-28mm F4 ISO-100)

撮影日誌

 秩父線で2発仕留めた後は池袋線へと舞い戻る。今日の最後は定番・入間川橋梁できっちり〆ようではないか。取り敢えず旧橋梁のゴミ捨て場アングルまで行くと……既にV立ち位置は完全に埋まっている。ゴミ捨て場裏は広そうに見えて障害物を全てかわせるアングルは1~2人と厳しい撮影地になっている。1月に若干陰落ちしたカットのリベンジを果たしたかったが断念、河原へと降りた。

 だが移動した先の河原も多くの人が集っていた。旧橋梁の橋脚下に計10人ぐらいだろうか。流石に引退までおよそ2週間となると葬式鉄が増えるものだ……といっても、私もその当事者の一人であるが。アングルは試行錯誤したが、やはりローアンで攻めるべきだろう。三脚を脚広モードにし、水中に脚を突っ込んで限界まで水面に近付けた。更に広角も若干足りない。仕方あるまい、APS-C用ではあるがTokinaのレンズを引っ張り出した。超広角域ではケラレが出てしまうが、20mm~24mmでは普通に映るのは確認済み。静かな水面にRACを映す体制が整った。

 だがそうは問屋が卸さない。通過直前になって水面に風が吹き始める。あれよあれよと崩壊していく水鏡。これなら致し方ない、三脚の首を若干上に上げて解決。崩壊した水面を大きく映しては"敗北"が露骨すぎる。勝てなくても負けないための戦略を採った。通過した後、プレビューを見ると想像通り。どうやら前照灯が消えていたらしいが、ド広角にしたことで気にしなくて良かったのは幸運だった。

 そして家に帰宅し悠長に現像を行っていると……バイト先から電話が。「今日勤務だけどどうしたの?」……あーっ、完全に忘れてた!すみません……