No.072

西武新101系秩父線臨時運行:秩父線各所

Filming Date : 2019.10.14

Writing Date : 2020.01.13

2019.10.14 14:19 西武秩父線:芦ヶ久保~横瀬(Canon5DmarkⅣ Canon EF70-200mm F4L IS USM ISO-100)

(左)2019.10.14 11:44 西武秩父線:吾野~西吾野(Canon5DmarkⅣ Canon EF70-200mm F4L IS USM ISO-800)

(右)2019.10.14 12:37 西武秩父線:西吾野駅(Canon5DmarkⅣ Canon EF70-200mm F4L IS USM ISO-800)

撮影日誌

 「西武秩父線に新101系が復活運行!」……その文字にときめかないはずが無かった。あの秩父の山中に3ドア車が復活するという一大イベントである。その上、土日月の3日間も運行するらしい! 西武も粋なことをするなあと思ったが、よく考えたら土日は学祭と丸かぶり。自動的に14日の月曜だけに絞られてしまった。

 ……ということで、最初の2日間は指を咥えて激V写真を眺める予定だったのだが、まさかまさかの台風が関東を直撃。学祭中止どころかこの臨時運行まで吹っ飛ばして太平洋へと去っていった。結局土日は全運休。有り難いのか有り難くないのか分からないが、月曜の2往復に全てが掛かったのである。

 さて、このたった2往復の臨時運行をどう効率よく回るかである。まず並行道路がカスなので追っかけは不可。効率を上げるために武蔵丘・飯能間の回送を撮ることも考えたが、多摩湖線で撮れそうな普通の編成写真しか撮れないのでガン無視安定。あくまで撮りたいのは山岳を貫いて駆け抜ける新101系の姿である。間違っても町中で編成写真を撮りたいわけではない。また、車内は魔改造されているので乗り鉄での戦果は全く期待できない(新2000の方が5000倍マシ)。ダイヤ、天候、撮影地等といった条件を踏まえて、自分の頭の中で考えを纏めていき……プランが決定した。

 この2往復で撮りたいカットは3つ。「山バック編成撮り」「コンクリ橋」「俯瞰」だ。その3つを巡りつつ、おまけでスナップを幾つか撮れるよう回った。結果的に山バック編成撮りは遅延による着発番線変更によりドブ入りしてしまったが、それ以外の戦果は上々であった。また、正丸トンネルを爆走する新101に乗ることもできたし大満足。だが、まだ叶わぬカットは何箇所も存在している。願わくば、この代走運行をもう一度やってほしい……そう思い巡らせながら、帰宅の途へとついたのであった。