No.069

EF64+EF81「カシオペアクルーズ」:棚下北俯瞰

Filming Date : 2019.09.19

Writing Date : 2019.12.07

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2019.09.19 09:49 上越線:津久田~岩本(Canon5DmarkⅣ Canon EF70-200mm F4L IS USM ISO-250)

撮影日誌

 重量級客車を長々12両連ねるカシオペアを從えて、本務機EF81と補機EF64の重連で上越国境に挑むカシオペアクルーズ。その壮観なる編成を収めたい……撮り鉄なら一度はそう思う方が多いと思う。私めも当然その一人で、今年こそはカシクルを迎撃したいと考えていた。しかも運が良いことに、今年の秋シーズンは9月と10月にそれぞれ運行されるという。クリコガやカッターでご一緒した先輩に誘われ、深夜に東京を出発。徐々に明るみゆく関越道を北上した。

 当初はスノーウッドの俯瞰に向かう予定だったが、GPV先生のお告げによると国境は雲多めでそれ以外は凡そ晴れという予報であった。スノーウッドが第一候補であったが曇るなら避けようか。第二候補に挙がっていた棚下の北俯瞰にチャレンジすることにした。

 この撮影地は曰く付きと言われているだけあって、アクセスの難易度は多少高い。というのも、土質がかなり脆く、足元に大分気遣う必要がある。慎重に慎重に歩みを進めていき辿り着いた。先客はまだ2、3人程度とキャパはそこそこなように見えるが、実際は脆い土質と嫌な位置に屹立している高木が絶妙にアングルを制限している。だいぶ苦慮したが、なんとかアングルを仕立て上げた。

 到着してから8時頃までずっとお天道様は顔を出さず曇り模様であったが、9時を跨ぐとGPV先生のお告げ通り西側から一気に青空が広がってきた。やはり直前のGPV先生は信用の塊である。キツイ傾斜の斜面一杯に同志が集まり、珍客East iも去った。通過時刻が迫り(色々と)緊迫する現場。全員の体勢が整った頃、河岸段丘を駆け上がる超大編成が現れた。