快晴の富山で丸一日を堪能し、日没後の撮影も済ませたところで次の目的地へ向け針路を東に取る。夕飯は北陸ご当地の8番らーめんを頂きたいな、と思い調べると、どうやら魚津店が近いらしい。国道を逸れて走ること数分。20時手前、8番らーめんの看板下の駐車場にピットイン! さて何味にしようかな~と検討するが、店の様子がおかしい。妙に薄暗いし、看板の照明が落とされている……これはまさか? その不安は的中。案の定マンボウによる営業時間短縮の煽りを受けていました。残念無念。
仕方ないので近くのコンビニで富山ブラックのカップラーメンを啜る。やっぱりこの塩辛さは苦手であることを再確認しつつ、再び8号を邁進。だが醤油パワーも僅か1時間足らずで切れ、襲う眠気に耐えきれず親不知で入眠することとなった。
……ピピピピ、ピピピピ。不快な電子音が鳴り響く午前3時半。なんとかスマホのアラーム起床し交通量皆無の国道を爆走。直江津を掠めて妙高高原を越え、一気に長野盆地の縁へと降り立った。狙うは北しなの線の314Mだ。
改正で5連から3連へと減車された北しなのの314M。ネットでは314Mオワタwみたいな風潮であったが、ある意味で適当であるしある意味で不適当であると私は思う。確かに、湘南色やスカ色なら塗装統一5連で撮影が可能。3連で撮影するなら5連の劣化系になるわけである。だがその他の塗装なら話は別だ。そう、この日の運用は新ナノ色。どうあがいてケツの2連が混色になる改正前よりGoodな条件で撮影できると考えたのだ。快晴の長野に響き渡るモーター音が、五臓六腑に染み渡る心地の良い目覚ましとなった。
……と理由をこねくり回したのだけれども、やはりこの撮影地では5連以上欲しいのは言わずもがな。下のカットは無理くり合成したカットである。少しでも世界線が変わっていれば……本当に実現していたのかもしれないし、世の中不条理なこともあると痛感させられる限りだ。