No.148

185系「踊り子14号」

Location : 河津川の桜

Filming Date : 2021.02.21

Writing Date : 2022.01.25

185系「踊り子14号」 : 河津川の桜

2021.02.21 14:48 伊豆急行伊豆急行線:河津~稲梓(Canon5DmarkⅣ EF70-200mm F4L IS USM)

撮影日誌

 「鉄道×花」というのは私が苦手とするジャンルの一つである。構図に組み込みづらいという点が一つ、そして「鉄道×花」ではなく「鉄道+花」に陥りやすいという点が一つだ。前者は分かりやすいと思うが、後者が個人的には重要なポイントだ。「列車と花が一緒に写っている、で?何?」みたいな写真をネット上で頻繁に見かけるし、自分で撮ってもそうなりがちである。一緒に撮る意義を見出だせないことが多いジャンルである。

 何故そうなるか……を考えてみると、それぞれが十分に魅力的だから、という理由が見出だせる。鉄道はそれだけでもカッコいいし、花も同様にそれだけでも魅力的だ。それぞれ主張が激しい被写体なんだし別に撮ればいいやんw、みたいな思想を持ってる私としては、単純に足し算するだけでは許せないのだ。同じ画面内に収めることによるシンパシー、相乗効果を求めているのだ。ただ一緒に写ってるだけでは物足りないのである。

 だからその例に漏れず、「鉄道×花」界隈の代表である河津桜界隈に訪れる気はあまり強くなかった。テキトーに回って伊東に返却するかー、とか考えていたら入電。どうやら先輩の東チタ氏が河津に行っているとか。それなら冷やかし程度に行ってみるか!と思い突撃。一般ピープルと鉄オタが入り混じった想像以上の激パで、本当にコロナなんて広まってるのか?と疑問符を抱くレベル。まあ来たからには撮ってみようではないか。様々なアングルを試したが、その中でも気に入った1枚を掲載した。足し算になっていない、と自分では信じているが……やはり、自分の腕では足し算にしかなっていないようにも思えるのが辛いところだ。まだまだ、苦手なことに対しても日々研鑽を積まねばならないようだ。