いすみ鉄道は急行4号を以前訪れた正安寺ストレートで迎撃し離脱。キハ52側が先頭になる急行3号は捨てて、個人的に狙いたかった255系やE217系が疾走する外房線区間へと向かうことにした。想定通りの光線であれば、エロ光で迎撃できるはず。スカのE235も出場間近と聞くし、この辺りで抑えておきたいところだ。
房総の山を一つ越えて向かったのは茂原地区の田園地帯。流石に冬とあってか、荒涼な景色に線路が一直線に伸びている。駐車場所に手間取ったものの、良さげなところを見繕い突放。撮影地の踏切へと向かった。
しかしネットの海にあまり写真が上がらない撮影地なだけある。経験則として「アクセス方法が書かれていない」「構図は良い」が「作例が少ない」撮影地は原則として立ち位置が"怪しい"か、撮影に難儀する撮影地であることが多々……というかほぼそうである事が多い。ここは後者に該当する撮影地で、踏切と架線柱の立ち位置的に遮断桿を上手く交わす必要がある。したがって持参した三脚は無用の長物。手持ちで極めねばならない。
更に架線柱や背景の処理にも難儀する。255系の写真はパンタが架線柱に引っ掛かっているが、この一コマ前だと顔の横に背景の電柱がちょうど出てきてしまう。かといって300単でブッパすると架線柱がイマイチな感じ。編成に障害物が引っ掛からないのは非常に宜しいのだが、こんなに難儀するなら別のお立ち台を選んだほうが良かっただろう。