いすみ鉄道キハ52系+キハ58系:第二五之町踏切

　長野･斑尾高原でスキーを堪能した後は一日のインターバルを挟んで、ロマンスカーのサルーンで伊豆方面へと向かった。だが時化で予定していた伊豆大島行きのフェリーは運休。急遽伊豆箱根観光へと徹することになったりとドタバタであったが、優雅に学生最後のフリーダムな休暇期間を送っていた。だが旅行×3の連チャン(会津･伊豆･長野)で遂にカラダが壊れる。起床すると何故か全身がダルく感じる。食欲もない。熱を測ると39℃超え。これは時期的にコロナかインフルでは……？そう疑い近くの内科を尋ねるが、陰性であった。まぁ風邪だろうという雑な診断を受けて帰宅するのだった……

　というわけで解熱剤で強引に風邪を吹き飛ばし、翌日再び私は旅行へと向かった。今度のふっこう割旅行は千葉。中々近すぎて泊まることがないから……という理由だけで泊まるのだ。大学には木更津から通う人もいるのに、今宵の晩は君津の山の中らしい。どういうこっちゃ。

　祝日でカン無しのいすみ鉄道を撮りたいという旨は前々から同行者に申し入れており、午後から優雅に撮影することができる算段になっている。なのでその分、午前中は観光に徹することに。房総半島の付け根を適当に転がして回った。

　さて、12時から本格的に勝負である。一本目は面縦で済ませて……二本目は超有名ポイントに赴こうではないか。轍を強調するために、ライブビューを使ったローアンが良いだろう。到着はだいぶギリギリだったが、適当に空いているところを見繕った。この立ち位置なら上々だろう。調整を隈なく終えるとまもなく、ツートンカラーの国鉄キハのペアが快走していった。さて結果はどうだろうか……？ 再生ボタンを押してみると、頭の中のスケッチ通りのローカル線旅情が写しとれた。