午後は若干曇られたものの、小一時間で薄雲は抜けていき北濃の空は再び快晴を取り戻した。GPV大先生のご信託では昼前から3時間程度曇る予報だったが、これは好都合である。快晴の空の下、冬光線でコテコテに浮かび上がる車体を撮りまくった。
そしていよいよこの日最後に撃つ!と決めていた撮影地はここ、保々ストレートである。山際に雲がなければ限界光線での編成撮りが可能そうだ。撮影地到着時はガッチリ日が当たっておりのんびり通過を待っていたが……冬至の時期を侮るなかれ、通過時刻が近づくにつれて近くの林の影がそろりそろりと伸びてきた。通過10分前には、切り位置にする予定だった奥のスパンが影落ち。慌てて妥協の手前スパンに移動し、アングルを調整。しかしこのスパンにも影が近づく。早く通過してくれ……祈りは通じたのか通じてないのか、踏切が鳴動し始め定刻通り通過した。危なかった……機材を片付けながらふと確認すると、既に夕闇が辺りを包んでいた。
実際確認したところ、編成のケツが若干陰られてしまっていたが……そんなのは些細に感じてしまうドエロ光線!大量のVカットと共に再訪を誓って帰路へとつくのであった。