高崎バルブを小一時間堪能した後、三国街道を北へとひた走る。カシオペアは新前橋で3時間程度のバカ停をする。その隙を突いて再び抜き返し、事前に見繕っておいた浦佐界隈のストレートで待機することにした。この付近なら山も低く、晴れればベスト角度で光が射し込むはずだ。
翌朝起きると、太陽方向には薄雲が掛かっている…ものの、十分量の光量である。そして早朝の鳥の囀りと共に、朝日に照らされたカシオペアが通過。最高の目覚めを手に入れた。
さて、再びカシオペアを追っかける。事前に仕入れた怪しいスジによると、このカシオペアは宮内でバカ停をするらしい。なんとも不可解な駅でバカ停するもんだと思うが、とりあえずここまで正しいのなら信じて良さげだろう。そうなると、直行で長岡~新津の撮影地に向かっても1時間以上暇することは間違いなし。なら次の追っ掛けの前に115系を撮っておこうではないか。
そうして高速をぶっ飛ばし一山越えれば、あっという間に苦渋の地、沢田陸橋下に到着。通過まであと20分はありそうだ。のんびりアングルを調整していると踏切が鳴動開始。蛙の大合唱の中、遠く向こうから芋+青を確認し臨戦態勢へ入った。