GWらしからぬド快晴は午後になっても収まることはなかった。地元の方に尋ねてもこれだけあっぱれな晴れは珍しいとのこと。そりゃそうだ、雲の気配が全く感じられぬこの様を見ていると頷かざるを得ない。
午前ラストの只見線に引き続き飯豊の山脈を美しく魅せられるところといえば…バンサイ非電化区間随一のお立ち台、一ノ戸橋梁だろう。四方八方から撮影できるこの鉄橋には、片手で数え切れぬほどのVアングルがある。その中から一つを選び出せ!…というのも中々酷なものであるが、ばんものの時間となると光線的に自然とサイドに落ち着く。その中でも、下から見上げる上から俯瞰するか究極の選択を迫られるわけだが…ここは上だ!
とりあえず一番乗りでサイドアングルを確保しお昼寝タイム。通過時刻が近づくとゾロゾロと人が集まってくる。事前のリサーチによると、普段より編成が1両短いのでこのアングルでも余裕で橋の上に載っかるはず。山都交換の下りキハを見送り、いよいよ本命…!甲高いホイッスルを鳴らし、DLばんものが橋上の舞台へと姿を現した。