C61「SLぐんまみなかみ号」:水上駅出発

　諏訪峡での撮影後は水上駅前のラーメン屋で舌鼓をうち、麺増しをペロリと完食。しかも、たまたまポケモンGoで色違いを捕まえて気分上々。流石に紅葉の時期ともなると陽がかなり短い。上越線上りSLの水上駅発車は15時過ぎと、既に日暮れまで2時間を切る時刻である。この時間だと、山あいを走る上越線は山影に落ちている区間が当然大多数。片手で数えるくらいしか選択肢が無い。その中でも今回は一番オーソドックスともいえる水上駅出発を選択した。

　午前中は雲一つ無いピーカンだったものの、昼過ぎ辺りから段々と雲が湧き始めていた。国境が近いこともあり、発車間際には相当量の雲が湧いていた・・・が、発車数分前から雲の下に太陽が現れた。光線はみるみる回復し十分量の光量。汽笛を大きく轟かせ、ドレンを吐き出す。力強い加速を魅せる姿を目の当たりにし、現代もなお活き続ける鉄塊の千里馬に魅了された。