9月頭に襲った勢力の強い台風のおかげで関西圏のダイヤは2日経ったこの日も正常とは言い難かった。関西空港への連絡橋は崩壊し、市内のあちこちの信号が上の空を向いている状態。倉庫の屋根が吹き飛んだままだったり停留所の電停が綺麗さっぱり無くなっているなど、爪痕は至るところに残っていた。
その影響かわからないが、森ノ宮の運用もグチャグチャだった。2018年のダイヤ改正でモリの201の運用はおよそ朝夕限定になり、運用の大半が323系に置き換わっていた。しかしこの日は全く違った。323系の運用にユニバ塗装の201系が入り、323系が桜島線を往復しているという本末転倒な事態が起こっていた。
その代走201の一本が、夕方以降内回りの運用に就いていた。適当に大阪環状線でバルブできそうな駅を探してみると、大正駅が良さそうである。待つこと20分程、代走の証である「30M」を掲げた201系が入線してきた。