年明け早々、日の出前に自宅を発ち電車へと乗り込む。卒論に追われ身動きが取れない時期であったが、三が日ぐらいは自由にさせてもらおう。さて狙い目は……やはり185系!そして虎視眈々と狙っていたのは、去年の五能線遠征で知ってしまった「波×鉄道」のカップリング(※左右固定)。この組み合わせが実現可能で、首都圏近郊で国鉄型が定期で走ってる路線があることに気づいてしまったのだ……!そう、伊豆急行である。
とはいえども、五能線ほど融通が効かないのもまた難しい。列車は固い防波堤に守られている区間が多く、海が遠いのが難点。波が列車に攻める、なんて構図を見るには条件が厳しい。さてどうしたものか。一抹の不安を抱えつつ、伊東駅で時宗を借り出して南進。ガラガラの東伊豆道路を快走し、旧道の終端へと滑り込んだ。
踏み跡を参考に海岸へと降り立つ。そこそこの飛沫が飛んでくる好条件。浸水事故に気をつけつつ、岩陰で三脚を立てて待機。まもなくモーター音を高らかに響かせて緑ストライプが通過した。
だが、相手するのは自然。流石に波と列車のタイミングがかち合わず! できることなら合成無しで粘りたいところではあったが、既に185に残された時間は僅か。同じカットの再履修を繰り返すのも良いだろうが、他のアングルを多く巡る方が自身の満足度が高くなるのは明らか。従って、理想のカットは後日Adobe先生を用いて錬成したのであった。一年の計は元旦にあり、今年は激V・YEARになりそうである!