勝沼でEF64をバルブした後、小淵沢に向けて国道20号を西に向かった。しかし流石に深夜の国道である。信号以外はスムーズに流れていく。案の定というか、3時間程度早着してしまった。暇なので野辺山天文台をバルブしに行ったものの、良さそうなアングルが見当たらず撤退。ウトウトしていると大カーブに到着した。
夜明けが段々と近づき空が明るんできた。始発電を光跡流ししようと考えていたが、想像以上に明るくなっており星も見えなくなっていたのでパス。車中から半分寝る鉄しながら見る鉄し、いよいよ日の出が近づいてきた。辺りに聳える八ヶ岳や甲斐駒ケ岳の山頂が赤く染まる「モルゲンロート」へなっていく。寝ぼけ眼の状態ではあるが、いそいそと準備をし始める。まず日の出直後の小淵沢行きはイン側からバッチリ撮影。その後アウト側へと移動し、いよいよ本命。大曲の大築堤をコトコトと走る現代風ポニーが、標高1000mの高原で車体を煌めかした。